ミスを執拗に責めてくる上司をうまくかわす方法はあるでしょうか。対応を誤ればさらにエスカレートする危険性もあります。産業医の井上智介先生が勧める“棒読み話法”とは——。 ※本稿は、井上智介『どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへ ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 「残念な人」が自分の上司に 残念な人が身近にいると、誰だってそんな人とは関わりたくないと思いますよね。でも、その相手が上司だとすると、関係を断ち切るわけにもいかず、心を悩ませている人が多いのではないでしょうか。 私が考える「残念な人」というのは、ひと言でいうと、「相手の気持ちがわからない人」です。攻撃的な言い方をしたり、ミスを執拗に責めたり。中には、「このミス、4回目だぞ」というように、回数まで数えている人もいますからね。