汚部屋で育った東大卒作家「毒親」との20年。自立した今も抱える不安…「私も母のようになってしまうかも…」 「毒親」と聞いて思い浮かべるのはどんな親だろう? 暴力を振るう、世話をせずに放置する、性的虐待など、誰の目から見ても子どもに明らかな虐待行為を行う親はもちろん毒親なのだが、子どもを過度に管理・支配する、過干渉する、価値観を押し付けるなど、一見すると熱心な親とも思えるタイプの毒親も存在するのだ。 そんな毒親を母に持ち、自宅はたくさんのゴキブリが這いずり回る超汚部屋。父親だと思っていた相手は、母親の愛人。そんな逆境を乗り越え、東大入学を果たしたハミ山クリニカさんの半生を描いたマンガ『汚部屋そだちの東大生』は、「なんのために東大生になったの? ママを幸せにするためだよねぇ?」という衝撃的なセリフから始まる。毒親と過ごした日々、汚部屋での暮らし、母親に決められた東大入学……自身の壮絶すぎる体験