年末にまた嬰児(えいじ)の遺棄事件が起きた。 2022年に入ってから、20件目の事件だった。私がネットで検索して数えただけなので、見落としているものもあるかもしれない。いずれにしろ、氷山の一角だろう…
飲み薬という選択肢へ、妊娠中絶を考える これは人権の問題。すべての人が守られていると感じられる世界を夢見て 石原 燃 劇作家・小説家 子供を産むか産まないかを決める。人工妊娠中絶をするなら安全な方法を選択する。女性にはその権利があるのに、心身に不当な傷や重荷を負わされる現実があります。劇作家・小説家の石原燃さんが「描かれた中絶」を通して、この問題を考えます。 飲み薬、「闇の」イメージからの解放 2021年夏、私は『彼女たちの断片』という戯曲を書いた。今年3月末に上演予定だ。戯曲のテーマは中絶で、日本ではまだ未承認の薬を使った中絶をする一夜の物語とした。 ちょうど、21年の12月22日に、日本でも中絶薬の承認が申請され、今年中に承認が下りるのではないかと言われており、承認に際しての条件も含め、その動向が注目されている中での上演となったが、こういうタイミングになったのは、狙っていたわけではなく
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