遊廓が話題になっていますが、この本をぜひ読んでほしい。『聞書き 遊廓成駒屋』(神崎宣武、ちくま文庫)。 ちょうど大正から昭和にかけての名古屋・中村遊廓について、当事者のヒヤリングをもとに書かれた名著です。遊廓に売られた女性の実情がよく理解できます。
このブログで以前きつね憑きについての漫画を紹介しようとしたことがありました。編集に不慣れなこともあったためか消えてしまい、復活させることもできたのですが敢えてそうすることはしませんでした。以来このブログでは特定の書籍について書くことはしていませんが今回は特別です。 一般的な書店店頭で目にする神道関連書籍は神社の紹介(パワスポや御朱印情報等)や神々の紹介(御利益に関するもの)が多いと思います。 ごくまれに神社(神道)の関係者が神職と氏子について記した書籍を目にすることがあります。これはそんな一冊です。 a-wi.hatenablog.com この神社の宮司は民俗学者の神崎宣武さんだということは書くときにネットで目にして知ってはいました。書店で手にして中をパラパラと読んだ時にようやく気がつきました。 この書は吉備高原南端の神社宮司である著者の数十年にわたる郷里の農村と信仰についての当事者目線で
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