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群衆心理の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 大衆と群衆、その話はじめ:有象無象の人の群れに対する二つの社会分析 ~オルテガとル・ボンの社会現象に対する古典的理解【オルテガ『大衆の反逆』ル・ボン『群衆心理』】  - 日々是〆〆吟味

    大衆と群衆 〜これらは違う考え方らしい 生活様式の変化と大衆 【オルテガ『大衆の反逆』】 【テュルゴー『富に関する省察』】 有象無象の人の群れ、大衆 【ドーア『学歴社会 新しい文明病』】 大衆以前の人の群れ、群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 前回のお話 Loading... 大衆と群衆 〜これらは違う考え方らしい 大衆の話から吉本隆明の大衆の原像(庶民?)に話がうつって、そのまま余談になり脱線しつつありまして、なにを書こうとしてたのかすっかり忘れてしまったのですが、とりあえずこうだったかなぁ、となんとか大衆から続きのお話を書いてみようかと思います。 といってもオルテガのいう大衆については大体書いてしまいましたので、他の似たような考え方のお話です。 生活様式の変化と大衆 オルテガが大衆について書いたのは20世紀初頭でした。もう資本主義の運動は活発化していて、世界中がかつての生活様式から大きく変

    • 人々の群衆化の問題と対策という難問 ~集団の流れに身を任せることにより我を忘れることから逃れ自分の身を守ることは可能か【ル・ボン『群衆心理』】  - 日々是〆〆吟味

      群衆という問題と対処策の難問 〜これは解決出来るような問題なのだろうか 群衆の特徴 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆化の問題 群衆に対置されるものはあるか 〜大衆における貴族/エリートに類するもの 【オルテガ『大衆の反逆』】 対処策なき難問か? 【デュルケーム『自殺論』】 【アリストテレス『形而上学』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/04/03/170015 群衆という問題と対処策の難問 〜これは解決出来るような問題なのだろうか 群衆の特徴 ル・ボンによる群衆の特徴を述べてみましたが、簡単に言えば集団に身を任せ、そのために精神的に互いに感染されやすく、暗示によって動いてしまう、ということになるでしょうか。いわば理性的な判断や行動が出来なくなってしまう、ということでしょうね。 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆心理 (講談社学術文庫) 作

      • 人が集まる群衆と群衆化される事によって群れる人に起こる群集心理への変化 ~具体的に集まった人々の集団とは異なる、群集心理を持つ現象へと変貌した我を忘れた群れる人【ル・ボン『群衆心理』】  - 日々是〆〆吟味

        人々の集まりとしての群衆と、群衆化することにより変化する群衆心理 ~人が直接集まってなくても群衆なの?群衆の問題は人が群れ集まることよりも、それにより変化する心理が問題だ、ということらしい 群衆とは具体的に集まった人々のことだろうか? 【オルテガ『大衆の反逆』】 【ル・ボン『群衆心理』】 ただ人が集まった群衆という形ではなく、群衆となることによって起こる心理の変化(=群衆心理)が問題だ 国民単位で影響を与えるものと広告/宣伝と群衆化 【吉本隆明『共同幻想論』】 フィクション/メディアによって作り上げられもする人々の意識 【ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』】 【ホブズボーム『創られた伝統』】 【ヘーゲル『精神現象学』】 群衆心理の応用としての広告/宣伝による群衆化の個人的仮説 【ベルンシュタイン『社会主義の諸前提と社会民主主義の任務』】 【ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』】

          人が集まる群衆と群衆化される事によって群れる人に起こる群集心理への変化 ~具体的に集まった人々の集団とは異なる、群集心理を持つ現象へと変貌した我を忘れた群れる人【ル・ボン『群衆心理』】  - 日々是〆〆吟味
        • 集団と異なる群衆の特徴である我を忘れて集団への埋没による個人の喪失 ~人の集まりを超えた群衆の3つの特徴【ル・ボン『群衆心理』】  - 日々是〆〆吟味

          集団と異なる、群衆の特徴 〜個々人は群衆と化すことにより、個人ではなくなる 人の集まりではない、群衆としての特徴 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の3つの特徴 集団に埋没する個人 前回のお話 Loading... 集団と異なる、群衆の特徴 〜個々人は群衆と化すことにより、個人ではなくなる 人の集まりではない、群衆としての特徴 さて、そんな群衆ですが、ル・ボン先生によればただ人が集まっただけではないそうです。せっかく本も見つかったことですし、ちょっとまた引用してみましょう。 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆心理 (講談社学術文庫) 作者:ギュスターヴ・ル・ボン 講談社 Amazon 群衆心理 作者:ル・ボン,Teamバンミカス 講談社 Amazon 普通の意味で、群衆という言葉は、任意の個人の集合を指していて、その国籍や職業や性別の如何を問わないし、また個人の集合する機会のいかん問わないのである

          • フランス革命を起こす原動力となった群衆の歴史的意義とは ~意図しない歴史の変化の原因となった群衆の研究や分析の要求と必要性【ル・ボン『群衆心理』】 - 日々是〆〆吟味

            群衆の持つ歴史的意義 〜革命のきっかけとその世界史的意義 歴史的現象としての群衆 【ル・ボン『群衆心理』】 【オルテガ『大衆の反逆』】 フランス革命と群衆 【池田理代子『ベルサイユのばら』】 【ルフェーヴル『革命的群衆』『1789ーフランス革命序論』】 【フランス革命下の一市民の日記】 世界史的存在としての群衆 【ヘーゲル『歴史哲学講義』】 前回のお話 Loading... 群衆の持つ歴史的意義 〜革命のきっかけとその世界史的意義 歴史的現象としての群衆 群衆の問題もまた、歴史的に現れてきたものと受け止められたようです。ル・ボンは次のように言います(本見つかった)。 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆心理 (講談社学術文庫) 作者:ギュスターヴ・ル・ボン 講談社 Amazon 群衆心理 作者:ル・ボン,Teamバンミカス 講談社 Amazon 文明の変遷に先だって現れる大動乱は、民族の侵略とか

            • 消費者ゆえの群衆化:群衆操作の手段と広告/宣伝のやり方の類似 ~群衆の説得方法[断言・反復・感染]のCM演出技術への応用【ボードリヤール,ル・ボン『群衆心理』】 - 日々是〆〆吟味

              群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 ~私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 消費者としての群衆 群衆の特徴 〜自己喪失・感染・暗示 【ル・ボン『群衆心理』】 群衆の説得方法 〜断言・反復・感染 政治と群衆的手段 【大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』】 消費経済における広告/宣伝と群衆的手段 TVCMと群衆的手段の特徴 〜断言・反復・感染 【広告を知るための百冊の本】 ネット社会と群衆の関係 資本主義システムと広告/宣伝と群衆 【ボードリヤール『消費社会の神話と構造』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/04/21/170028 群衆の特徴や手段と、消費経済における広告/宣伝 ~私たちは消費者だから群衆になっちゃうの!? 消費者としての群衆 現代における群衆は消費者として現れる、なんて書いてみましたが、別に物

              • 名著113「群衆心理」

                インターネットやSNSの隆盛で、常に他者の動向に注意を払わずにはいられない私たち。その影響で、現代人は自主的に判断・行動する主体性を喪失し、極論から極論へと根無し草のように浮遊し続ける集団と化すことが多くなりました。今から一世紀以上も前に、そうした集団を「群衆」と呼び、彼らの心理を鋭い洞察をもって分析した一冊の本があります。「群衆心理」。フランスの心理学者ギュスターヴ・ル・ボン(1841 - 1931)が著した、社会心理学の嚆矢となる名著です。 ル・ボンは、群衆が歴史に表舞台に躍り出てきた原因が、西欧を支えていた伝統的な価値観が崩壊したことにあるといいます。自分たちを縛る箍がはずれた時、群衆はその盲目的な力を発動させました。人は、群衆の中にいるとき「暗示を受けやすく物事を軽々しく信じる性質」を与えられます。論理ではなく「イメージ」によってのみ物事を考える群衆は、「イメージ」を喚起する力強い

                  名著113「群衆心理」
                • 【読書感想】まんが「群衆心理」親に捨てられたギフテッドの物語 - 33老後セミリタイア

                  フランスの社会心理学者、ギュスターヴ・ル・ボンの原著を漫画化した 群衆心理 を紹介します。 要約:正義感が強すぎたロベスピエールの悲劇 群衆の性質 群衆の心理に、思想や信念を染みこませる手段 感想:現代にも通ずる真理、予言書のようだ 「マスコミ=世論」を終わらせ、歴史を変えた群衆 明らかな嘘でも人は信じる←「そんなバカな😏」 フランスのデモが荒れるのは・・・ 内向型が歴史上のバグとなる 群衆は新たな指導者を求めている 要約:正義感が強すぎたロベスピエールの悲劇 ロベスピエールを主人公としてフランス革命期を描きつつ、「群衆心理」の内容を端的に漫画化しています。 原著の方は、その後のナポレオンの台頭も分析しています。 マクシミリアン・ロベスピエール - Wikipedia 「群衆心理」が発表された1895年は、日本は明治時代で日清戦争が終わった年です。 ギュスターヴ・ル・ボン - Wikip

                    【読書感想】まんが「群衆心理」親に捨てられたギフテッドの物語 - 33老後セミリタイア
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