近くの畑のヤブコウジ(藪柑子)に赤くて綺麗な実がついています。 茎の先端に輪生状に数枚の葉がつき、実はその下につくので隠れ気味で、うっかりすると見落としてしまいますが、 リンゴやサクランボのような形の可愛い実です。 直径は5mm前後でしょうか。葉の近くから伸びた果柄に数個ついています。 ヤブコウジの名前は、日陰のヤブの中に生え、実が日本で昔から栽培されているコウジ(柑子)と呼ばれるミカンの仲間ににているとしてつけられました。 別名は、よく知られている十両です。カラタチバナ(百両)、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)などと同じように、赤い実をつけ、小さいので十両となったとのことです。 これらの植物は、お金の名前がついていることから、縁起物として正月の飾りなどによく使われます。あまり一般的ではありませんが、億両(ミヤマシキミ)という樹もあり、やはり冬に赤い実をつけます。 カラタチバナ以外に