“BootHole”脆弱性 GRUB2に脆弱性が発見されました。ただし、慌てることはありません。“BootHole”と呼ばれるこの脆弱性は、メモリ破壊によってSecureBootを迂回することが可能であるというものです。 繰り返しますが、慌てることはありません。この脆弱性そのものがただちにお使いのマシンを侵害することはあまり考えられません。……というより、慌てて適用すると起動不能になることがあった(現在は解消しています)うえ、現状ではまだ完全な防御ができない段階にあります。 この脆弱性の悪用にはブートローダ領域の侵害が必要であり、通常この操作にはroot権限が必要になります。「root権限が侵害されている」という時点でたいていの環境では致命傷のはずで、通常はrootを取られるような脆弱性を放置していないはず、という前提が採用できるでしょう。「悪用される時点ですでに何かがおかしい」と