大阪・関西万博会場でのデモ飛行中にトラブルが起きた「空飛ぶクルマ」。左端のプロペラが折れ、機体の一部が散乱した=大阪市此花区の夢洲で来場者提供の動画から 大阪・関西万博の会場内で26日、目玉の一つとされる「空飛ぶクルマ」がデモンストレーション飛行中に破損し、機体の一部が落下するトラブルがあった。日本国際博覧会協会(万博協会)は27日、「安全性が確認できるまで当面、飛行を中止する」と発表した。 万博協会によると、破損したのは、米リフト・エアクラフト社製「HEXA(ヘクサ)」(幅4・5メートル、高さ2・6メートル、重さ221キロ)。26日午後2時55分ごろ、大阪市此花区の万博会場北西部にある離着陸エリアでデモ飛行を開始。約7分後、高さ10メートルまで上昇した後に下降し、着陸態勢に入ったところで機体の一部が壊れ、モーターを覆っていたカバー…