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MLIRの検索結果1 - 4 件 / 4件

  • MLIR がもたらす新たな中間表現の可能性

    はじめに 半導体の微細化が鈍化し、ハードウェアによる高速化が困難になっている現状において、ソフトウェアによる計算の高速化が喫緊の課題となっています。この状況において、特定のドメインの問題を解くことに最適化された言語であるドメイン固有言語と、そのコンパイラであるドメイン固有コンパイラの活用が望まれています。 ドメイン固有コンパイラの構築の際には、開発を容易にするために、既存のコンパイラ基盤であるLLVMを活用することが考えられます。しかし、LLVM はドメイン固有コンパイラの構築にはあまり向きません。この理由は、LLVM の成功と表裏一体の関係にあります。 LLVM が成功した理由は、コンパイラの処理を適切に分割し、独立したモジュールとして機能させたことにあります。このモジュール化において中心的な役割を果たしているのが、LLVM で用いられる中間表現(Intermediate Represe

      MLIR がもたらす新たな中間表現の可能性
    • MLIRでHello, Tensor|Kai Sasaki

      この記事はTensorFlow Advent Calendar 2020、17日目の記事です。この記事ではLLVMコミュニティが中心となって開発しているMLIRという新しいコンパイラ基盤の基本的な使い方を解説します。 MLIRとはMLIRとはコンパイラ基盤となるオープンソースのソフトウェアでその名はMulti-Level Intermediate Representationの頭文字を取ったものです。もともとはGoogleのTensorFlowチームが開発したソフトウェアでLLVM Foundationに2019年に寄贈されました。 コンパイラ基盤としてはLLVMがよく知られていますが、MLIRはLLVMで得られた知見をより抽象的なレベルで実現し、機械学習アプリケーションに代表されるような複雑な数値計算を様々なハードウェア上に最適な形で実行できるようにします。 例えばコンパイラが真に必要な

        MLIRでHello, Tensor|Kai Sasaki
      • 【MLIR】GPU上で走る自作言語のコンパイラを作っている話

        この記事は、KCS アドベントカレンダー 23 日目の記事です。 22 日目・24 日目 GPU 上で走る自作言語のコンパイラ こんにちは、lemolatoon です。 最近は、夏に自作 OS ゼミでセキュキャンに参加したりして、また低レイヤへの気持ちを高めたりしていました。 自作 OS も一段落ついた頃、MLIRというものを知り、何やら面白そうだぞということで色々調べて手を動かしたりしていたのですが、ある程度 MLIR の利点を生かしたいい感じのものができつつあるので紹介したいと思います。 まず最初に自作言語を作る手順を、LLVM IR に変換するところまで説明します。 その後、GPU 上で走らせる部分について書きます。 実装は、すべて以下のリポジトリにあります。LLVM IR への変換は少なくともch6ブランチに、GPU 上で走らせる部分の実装はlower-to-gpuブランチにありま

          【MLIR】GPU上で走る自作言語のコンパイラを作っている話
        • MLIR

          Multi-Level Intermediate Representation OverviewThe MLIR project is a novel approach to building reusable and extensible compiler infrastructure. MLIR aims to address software fragmentation, improve compilation for heterogeneous hardware, significantly reduce the cost of building domain specific compilers, and aid in connecting existing compilers together. Weekly Public MeetingWe host a weekly pub

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