香港のトップ歌手・女優で1980〜90年代アジアを代表するスターとして知られる梅艶芳(アニタ・ムイ、1963〜2003)の伝記映画『梅艶芳(アニタ)』が11月12日に香港、マカオ、中国、台湾、英国、米国、豪州で封切られ、ヒットしている。映画の見どころのひとつは、アニタと近藤真彦(57)の国境を超えた愛だ。 中森明菜との“二股”熱愛 『梅艶芳』は封切り1週間で興行収入2000万香港ドル(約3億円)を突破。分断が進む香港を生きる人たちにとっては、「香港の歌姫」「香港の娘」と呼ばれたアニタを懐かしむとともに、1970~90年代の香港黄金期が再現され、郷愁を誘う作品にもなっている。 1963年、香港の貧しい母子家庭に生まれたアニタは幼い頃から姉とともに盛り場で歌って家計を支え、18歳の時、新人歌手コンテストで優勝しデビュー。以来死ぬまでトップシンガーとして香港芸能界の第一線で活躍し続けた。 日本で