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ニーチェ入門の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 新時代のニーチェ入門――この人を(ちゃんと)見よ!(後編)|じんぶん堂

    記事:春秋社 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ「Wanderer above the Sea of Fog, (German:Der Wanderer über dem Nebelmeer ) (1818)(雲海の上の旅人)」 書籍情報はこちら (前編はこちら) 懐疑主義者ではなく自然主義者のニーチェ 「事実など存在しない、ただ解釈があるのみだ」(『力への意志』第481節)。ニーチェの入門書で必ずと言っていいほど引用される言葉です。このセンセーショナルなフレーズに基づきながら、ニーチェは客観的な事実や真理の存在とその認識可能性を全否定し、すべては単なる解釈にすぎないと唱えた、というような紹介をされるのがお決まりでしょう。これはざっくり言うと、20世紀後半、特に1970~80年代頃からフランスやアメリカの思想家たちを中心に流行した懐疑主義的なニーチェ読解です。この読み方は長い間アカデミアの

      新時代のニーチェ入門――この人を(ちゃんと)見よ!(後編)|じんぶん堂
    • 新時代のニーチェ入門――この人を(ちゃんと)見よ!(前編)|じんぶん堂

      記事:春秋社 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ「The Sea of Ice, (German: Das Eismeer) (1823–1824)(氷の海)」 書籍情報はこちら そろそろニーチェ観をアップデートしませんか? 相変わらずニーチェ(1844~1900年)は日本で大人気です。初学者向けの解説書や入門書の類い、はたまたニーチェのものと思しき名言・格言をどこからか集めた本まで、「ニーチェ」という言葉をタイトルに含む書籍が毎年のように出版されています。けれども、それらはだいたいが旧態依然としており、残念ながら、国際的なニーチェ研究の最先端の議論状況やその成果がきちんと反映されている、あるいはそうでなくてもそれに匹敵する水準のものはほとんど見受けられません。実は近年、特に英語圏を中心としたいわゆる「分析系ニーチェ研究」が大きな盛り上がりとともに目覚ましい成果を出しており、ニーチェ哲学に

        新時代のニーチェ入門――この人を(ちゃんと)見よ!(前編)|じんぶん堂
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