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一度きりの大泉の話の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 一度きりの大泉の話 萩尾望都(もと)著:東京新聞 TOKYO Web

    萩尾望都の作品が人々を惹(ひ)きつけて止(や)まない理由は、主題の多様性にかかわらず、それぞれの物語の中に潜在している獰猛(どうもう)で複雑な人間心理に向けられた、勇気ある洞察力にあるのではないだろうか。『ポーの一族』のエドガーも、『トーマの心臓』のトーマも、社会の不条理や失望によって繊細な心を打ち砕かれつつも、荒波のような人間の精神世界に踏み込んでいく孤高で勇敢な戦士たちであり、そんな彼らの姿勢に私達は心を掴(つか)み取られるのではないだろうか。 こうした主人公を生み出す作者が、過去にどのような苦悩や葛藤を経てきたのかを想像するのは、作品を読めば難しくはない。だから正直、今回この書籍の刊行を知ってもすぐに手に取りたいとは思えなかった。作品という形而下の表現を介してではなく、作家本人の生の言葉で綴(つづ)られる忘却し続けてきた過去の吐露を読むことは、やはり幾つかの過去を封印している私にとっ

      一度きりの大泉の話 萩尾望都(もと)著:東京新聞 TOKYO Web
    • 一度きりの大泉の話 :萩尾 望都|河出書房新社

      受賞 朝日、東京 単行本 46 ● 352ページ ISBN:978-4-309-02962-7 ● Cコード:0095 発売日:2021.04.22 この本の内容 「大泉に住んでいた時代のことは封印していました。しかし今回は、当時の大泉のことを初めてお話しようと思います」(前書きより)。全352頁、12万字書き下ろし。未発表スケッチ収録。 352ページ、12万字書き下ろし。未発表スケッチ多数収録。 出会いと別れの“大泉時代”を、現在の心境もこめて綴った70年代回想録。 「ちょっと暗めの部分もあるお話 ―― 日記というか記録です。 人生にはいろんな出会いがあります。 これは私の出会った方との交友が失われた人間関係失敗談です」 ――私は一切を忘れて考えないようにしてきました。考えると苦しいし、眠れず食べられず目が見えず、体調不良になるからです。忘れれば呼吸ができました。体を動かし仕事もできまし

        一度きりの大泉の話 :萩尾 望都|河出書房新社
      • Amazon.co.jp: 一度きりの大泉の話: 萩尾望都: 本

          Amazon.co.jp: 一度きりの大泉の話: 萩尾望都: 本
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