『おなじ世界のどこかで』 藤野 恵美 (著) 角川文庫あらすじメールにSNS、インターネット検索。スマホやPCからいつでも気軽に、誰かとつながれる現代。小学生男子や中学生女子、その父親や母親など、様々な世代がこうしたつながりを感じ、自分だけの答えを見つけていく、心温まる連作短編集。 SNSのグループ上の付き合いや会話に疑問を感じる中学生の楓。ヴァイオリンを続けることに挫折し、ネット上に演奏動画をアップし始めた高校生、キクコ。離婚した父親とスマホのゲームを楽しむ小学生の虎太郎。皆、心の中に欠けた部分を持っていて、ネット上でのつながりによってそこを埋めています。 まとめしかし、リアルの世界をしっかりと感じ、そこに生きる、と自覚した時、彼らはそれぞれに自分だけの答えを見つけ、進んでいくのです。ネットの向こうにもこちらにも「人がいる」事を気づかせてくれます。 <こんな人におすすめ>自分、または子