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朧月夜の君の検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 朧月夜の君はどこに?【源氏物語126第八帖 花宴10】右大臣の招きを受ける。酔った風をしながら 内親王方のおられる寝殿の妻戸に寄りかかる。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

    源氏は御所にいた時で、 帝《みかど》にこのことを申し上げた。 「得意なのだね」 帝はお笑いになって、 「使いまでもよこしたのだから行ってやるがいい。 孫の内親王たちのために 将来兄として力になってもらいたいと 願っている大臣の家《うち》だから」 など仰せられた。 ことに美しく装って、 ずっと日が暮れてから待たれて源氏は行った。 桜の色の支那錦《しなにしき》の直衣《のうし》、 赤紫の下襲《したがさね》の裾《すそ》を長く引いて、 ほかの人は皆 正装の袍《ほう》を着て出ている席へ、 艶《えん》な宮様姿をした源氏が、 多数の人に敬意を表されながらはいって行った。 桜の花の美がこの時にわかに減じてしまったように思われた。 音楽の遊びも済んでから、 夜が少しふけた時分である。 源氏は酒の酔いに悩むふうをしながらそっと席を立った。 中央の寝殿《しんでん》に女一《にょいち》の宮《みや》、 女三の宮が住んで

      朧月夜の君はどこに?【源氏物語126第八帖 花宴10】右大臣の招きを受ける。酔った風をしながら 内親王方のおられる寝殿の妻戸に寄りかかる。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
    • 【源氏物語258 第10帖 賢木70】大臣は弘徽殿の大后に源氏と朧月夜の君のことを 怒りに まかせて訴えてしまった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

      🌙蒼白な月影 written by まんぼう二等兵🌙 大臣は思っていることを 残らず外へ出してしまわねば 我慢のできないような性質である上に 老いの僻《ひが》みも添って、 ある点は斟酌《しんしゃく》して 言わないほうがよいなどという遠慮もなしに雄弁に、 源氏と尚侍の不都合を太后に訴えるのであった。 まず目撃した事実を述べた。 「この畳紙の字は右大将の字です。 以前にも彼女は大将の誘惑にかかって 情人関係が結ばれていたのですが、 人物に敬意を表して私は不服も言わずに 結婚もさせようと言っていたのです。 その時にはいっこうに気がないふうを見せられて、 私は残念でならなかったのですが、 これも因縁であろうと我慢して、 寛容な陛下はまた私への情誼《じょうぎ》で 過去の罪はお許しくださるであろうとお願いして、 最初の目的どおりに宮中へ入れましても、 あの関係がありましたために 公然と女御《にょご

        【源氏物語258 第10帖 賢木70】大臣は弘徽殿の大后に源氏と朧月夜の君のことを 怒りに まかせて訴えてしまった。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
      • 【源氏物語255 第十帖 賢木67】帰ることもできず、朧月夜の君の部屋にいる源氏。その時、大臣が突然 顔を出した。顔の赤い朧月夜の君を心配する大臣。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

        💠🎼 通り雨-Shower- written by 田中芳典💠 雨がにわかに大降りになって、 雷鳴が急にはげしく起こってきたある夜明けに、 公子たちや太后付きの役人などが騒いで あなたこなたと走り歩きもするし、 そのほか平生この時間に出ていない人も その辺に出ている様子がうかがわれたし、 また女房たちも恐ろしがって帳台の近くへ寄って来ているし、 源氏は帰って行くにも行かれぬことになって、 どうすればよいかと惑った。 秘密に携わっている二人ほどの女房が困りきっていた。 雷鳴がやんで、雨が少し小降りになったころに、 大臣が出て来て、最初に太后の御殿のほうへ見舞いに行ったのを、 ちょうどまた雨がさっと音を立てて降り出していたので、 源氏も尚侍も気がつかなかった。 大臣は軽輩がするように 突然座敷の御簾《みす》を上げて顔を出した。 「どうだね、とてもこわい晩だったから、 こちらのことを心配し

          【源氏物語255 第十帖 賢木67】帰ることもできず、朧月夜の君の部屋にいる源氏。その時、大臣が突然 顔を出した。顔の赤い朧月夜の君を心配する大臣。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
        • 【源氏物語236 第十帖 賢木48】朧月夜の君から、心が通うものでしたなら、通っても来るものでしたなら、空も寂しい色とばかりは見えないでしょう‥情熱のこもった手紙が来た。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

          🌸🎼 巡る思い出 written by 蒲鉾さちこ 🌸 どんなに苦しい心を申し上げてもお返事がないので、 そのかいのないのに私の心はすっかりめいり込んでいたのです。 あひ見ずて 忍ぶる頃の 涙をも なべての秋の しぐれとや見る 心が通うものでしたなら、 通っても来るものでしたなら、 空も寂しい色とばかりは見えないでしょう。 などと情熱のある文字が列《つら》ねられた。 こんなふうに女のほうから 源氏を誘い出そうとする手紙は ほかからも来るが、 情のある返事を書くにとどまって、 深くは源氏の心にしまないものらしかった。 少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷 https://syounagon-web-1.jimdosite.com 【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】 正妻の葵の上が亡くなった。 六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろ

            【源氏物語236 第十帖 賢木48】朧月夜の君から、心が通うものでしたなら、通っても来るものでしたなら、空も寂しい色とばかりは見えないでしょう‥情熱のこもった手紙が来た。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
          • 【源氏物語459 第14帖 澪標33】源氏は朧月夜の君を恋しく思っていた。懲りずに危ないことをしかねないほど熱心になっているが、女君は昔のように誘惑に乗らない。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

            源氏は今も尚侍《ないしのかみ》を恋しく思っていた。 懲りたことのない人のように、 また危《あぶな》いこともしかねないほど熱心になっているが、 環境のために恋には奔放な力を見せた女もつつましくなっていて、 昔のように源氏の誘惑に反響を見せるようなこともない。 源氏は自身の地位ができて世の中が窮屈になり、冷たいものになり、 物足りなくなったと感じていた。 🪷🎼真実 written by チョコミント 🪷 少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷 https://syounagon-web-1.jimdosite.com 🪷聴く古典文学 少納言チャンネルは、聴く古典文学動画です。チャンネル登録お願いします🪷 A20-144【ふるさと納税】有田焼 帯留め【ハナミズキ】 有田焼 cocosara 価格: 20000 円楽天で詳細を見る 【ふるさ

              【源氏物語459 第14帖 澪標33】源氏は朧月夜の君を恋しく思っていた。懲りずに危ないことをしかねないほど熱心になっているが、女君は昔のように誘惑に乗らない。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
            • 【源氏物語256 第十帖 賢木68】大臣は、朧月夜の君の着物に男の帯がまとわりついているのを見つけた。大臣ななんと恐ろしいことが起きてるのかと驚いた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

              🌸🎼 Apprentice witch written by ハシマミ🌸 「なぜあなたはこんな顔色をしているのだろう。 しつこい物怪《もののけ》だからね。 修法《しゅほう》をもう少しさせておけばよかった」 こう言っている時に、 淡《うす》お納戸《なんど》色の男の帯が 尚侍の着物にまといついてきているのを大臣は見つけた。 不思議なことであると思っていると、 また男の懐中紙《ふところがみ》にむだ書きのしてあるものが 几帳《きちょう》の前に散らかっているのも目にとまった。 なんという恐ろしいことが起こっているのだろうと大臣は驚いた。 「それはだれが書いたものですか、 変なものじゃないか。 ください。 だれの字であるかを私は調べる」 と言われて振り返った尚侍は自身もそれを見つけた。 もう紛らわす術《すべ》はないのである。 返事のできることでもないのである。 【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

                【源氏物語256 第十帖 賢木68】大臣は、朧月夜の君の着物に男の帯がまとわりついているのを見つけた。大臣ななんと恐ろしいことが起きてるのかと驚いた。 - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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