篠原 悠希 (著)ハルキ文庫 あらすじ清の第十七皇子・永璘のもと菓子職人見習いとして働く仏華ハーフのマリー。 いずれ菓子職人として独立したいと考えているが、そうもいかない難題が次から次へとやってくる。 乾隆帝の譲位、故郷フランスで起こった革命の結末、敬愛する主夫妻に降りかかる受難。 度重なる試練に立ち向かい、マリーは新たな夢を追いはじめる。 新たな菓子作りへの挑戦と仏華レシピ本出版の夢故郷フランスを出て清国へとやってきて四年。 祖父のように慕っていたアミヨー氏が亡くなってから、マリーは悲しみの底から浮き上がることができずにいました。 そんな彼女を和孝公主やニオフル氏がさり気なく力づけてくれました。 また、乾隆帝から大きな龍の工芸菓子を、といいう勅諚が。 頭を悩ませ、どうにか描き上げた龍の図面が何者かに盗まれてしまいます。 永璘が記憶をもとに龍の絵を描いてくれたことで、無事に龍の菓子づくりは