モーニング娘。→慶大生→アナウンサーとして歩んだ紺野あさ美さんの「今」を切り取るシリーズ2回目。1日11時間の猛勉強の末に大学に合格し、アナウンサーとして歩み始めた紺野さんのセカンドキャリアについて伺います。アナウンサー時代に抱えた葛藤、そして人生を変えた番組とは──? アナウンサー目指した原点「最高の言葉、引き出してみたい」 ── 幼い頃にアナウンサーに憧れを抱いたとおっしゃっていましたが、何がきっかけだったのですか? 紺野: 小学生でマラソン大会に出て長距離に目覚めた時期に、アトランタオリンピック(96年)が開かれたんです。有森裕子さんが銅メダルを獲得したマラソンの試合を、釘付けになってテレビで見ていました。 優勝インタビューで有森さんが「自分で自分を褒めたいと思います」とおっしゃって。その言葉も心に残ったけれど、子ども心に、その言葉を引き出した男性アナウンサーもすごいな、と感じたんで