写真は、6月初めに撮ったヤブニッケイ(藪肉桂)の花です。 直径5mmほどの黄緑いろく小さな花で、枝の先に花序になって咲き始めたところです。花の周りには球形のツボミも見られます。 小さな花なので目立ちませんが、 つぎの写真のように、筒型の花被(花弁や萼のこと)の先が6枚に分かれた可愛い形の花で、枝の先にたくさんついています。 ヤブニッケイはあまり馴染みのない樹だと思いますが、クスノキの仲間の雌雄異株の常緑高木で、 葉がよくしげり、丈夫なので防風や目隠しのために植えられることもあるようです。 同じクスノキ科のクスノキとは様子が違うようです。クスノキについては、関連投稿をご覧ください。 花の中心部には、雌しべや雄しべが見られますが、この樹は雌の樹なので、花の後に毎年実がつきます。 ヤブニッケイの実