コロナ禍で大打撃を受けただけでなく、根本的なビジネスモデルの転換を余儀なくされているのがライブ・エンタテインメント業界だ。ぴあ総研によれば、2020年の同市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前年比82.4%減の1106億円と試算された。加えて、コロナ前の水準に回復するのは、最短で23年とも発表している。 デビューから41周年を迎えた日本のヘヴィメタルバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」もまた、新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受け、20年に予定していた40周年記念ツアーを延期することになった。1年遅れた今年、全国5カ所(名古屋・大阪・広島・東京・札幌)でツアーが始まっている。アフターコロナには数多くの海外公演も開く予定だ。 ラウドネスは、競争原理の激しい音楽シーンのはやりすたりの中で40年以上、世界のヘヴィメタルアーティストと肩を並べ、活躍を続けている。その存在はX JA