米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は30日までに、東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水が同原発事故の「最新の危機」だと報じた。汚染水が漏れ出し、太平洋に流出する危険を指摘したほか、東電に「一貫した戦略がない」とし、次々に表面化する問題の処理を場当たり的にこなしているとも批判した。 記事は、東電と政府が事故後の対策に外部専門家らの関与を拒んだと指摘。同原発を原子力産業のコントロール下に置き続けたかったためだと指摘している。 汚染水増加の原因である地下水の流入を止めるため、原子炉建屋の周囲にコンクリートの壁を地下約18メートル以上の深さまで設置する提案も東電は拒否し、代わりに地下貯水槽を急造するなどの暫定策を取ったが、結局、貯水槽が水漏れを起こしたと伝えた。(共同)
Updated 2013年 4月 30日 20:48 JST もんじゅ、非常用発電機で黒煙=一時1台のみの状態に—原子力機構 日本原子力研究開発機構は30日、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の非常用ディーゼル発電機で、試験中に黒煙が発生したと発表した。3台ある非常用発電機のうち1台は点検中で、1台が黒煙発生のため一時的に動かせなくなった。安全上の最低条件を定めた保安規定では「2台が稼働可能であること」と定められている。 同機構によると、黒煙が発生したのは30日午後2時25分ごろ。発電機上部の配管を閉め忘れて動かしたため、すすなどが混ざった空気が噴き出したと考えられるという。 [時事通信社] Copyright © 2012 Dow Jones & Company, Inc. All Rights Reserved 本サービスが提供する記事及びその他保護可能な知的財産(以下、「本コンテン
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