Kindleのコミック版エヴァ、全巻700円で買った。読んだ。 90年代チックな作画はオジサンの涙腺をバシバシ刺激するし、話も面白い。 だけど、アニメ版観る時の衝撃は感じない。 後頭部を鈍器で殴られるような、あのショックがない。 アニメじゃないエヴァは、エヴァじゃない。 東浩紀も「エヴァを最初に観たのは、テレビ放映時の第24話。途中から観たわけだからストーリーなんか分からない。だけど純粋に映像作品としてよく出来ていると思って最後まで観た」って言っている。 脚本じゃなくて、カット・演出・劇伴にアウラが宿っている。 シナリオは滅茶苦茶だよね。人類補完計画がシンジ補完計画にすり替わって『おめでとう』 何がおめでとうじゃい。わけわからんわ。 旧劇は辻褄合わせに必死で、アニメシリーズの勢い・インパクトがない。 だからエヴァの魅力は、ストーリー以外の部分にあるんだと思う。