横浜市のホームページ(HP)に脅迫文を書き込まれた事件に絡み、同市のHPの弱点が悪用された可能性があることから、市はHPのプログラムを修正してセキュリティー対策を強化する方針を固めた。 この事件を巡っては、明治大学生だった少年(19)が県警に逮捕され、その後、保護観察処分となった。しかし、今月上旬、「真犯人」を名乗る人物から東京都内の弁護士などに届いた犯行声明とみられるメールに、犯人しか知り得ない犯行予告の全文が書かれていたことなどから、県警は少年以外の第三者が関与しなかったか事件の検証を始めている。 犯行声明とみられるメールには、閲覧させたウェブサイトから不正な命令を送ってパソコンを操作する「クロスサイト・リクエスト・フォージェリ(CSRF)」と呼ばれる攻撃を仕掛けたと書かれている。 市IT活用推進課によると、悪用されたのは市広聴相談課の管理する市のHP内にある投稿欄「市民からの提案」。