X は、ラテン文字(アルファベット)の24番目の文字。小文字は x。 ギリシア文字のΧ(カイ)に由来し、キリル文字のХと同系であるが、ラテン文字としての発音は /ks/ が西方ギリシア文字でΧと書かれたことによる。標準ギリシャ語のΧの音写には ch や kh が用いられる。なお、ギリシア文字の Ξ(クシー)の音写にXが使われることがある。 英語では X で始まる単語は最も少ない。 字形[編集] 筆記体 ジュッターリーン体 2本の斜線を交差させた形である。大文字と小文字は同形である。筆記体では、右下がりの線だけを書いておいてからあとで左下がりの線を書くか、左半分を書いてから筆を離して右半分を書く(このとき、交差する部分は角張らずに丸くなる)。フラクトゥールは。 呼称[編集] ラテン語では破裂音以外の他の子音と同様、頭に短いeを加えて「エクス」(ex)と呼ばれたが、おそらくギリシア文字のΞ(ク