※本ブログでは記事中にPRを含む場合があります 「確定拠出年金の教科書」(山崎元著)を読みました。本書はたしかに教科書ですが、100%個人の利益の側に立った、一歩踏み込んだ教科書でした。 個人型と企業型の確定拠出年金について、よくあるメリットや始め方だけでなく、教科書らしく、運用の変更、移管、脱退、受け取り、今後の変化への対応まで、幅広く取り扱っています。 しかし、通り一遍の確定拠出年金本と違い、一歩踏み込んだ内容となっています。 投資教育の落とし穴や「地雷」商品など、金融機関の巧妙な年金ビジネスへの対処法があったり、十数回の転職経験がある著者らしく、転職・離職に伴う「移管」の全パターンを網羅する図版があったり。特に、「受け取り方」については、詳細な説明がなされており、どのように受け取るのが得か(いつからか、年金か一時金か等)、徹底的に解説されています。 随所に辛口の山崎節が発揮されており
![「確定拠出年金の教科書」(山崎元著)は100%個人の利益の側に立った教科書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3becab5ee3d6b87359f2ad641410d9bbf6620eb7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog-imgs-94.fc2.com%2Fr%2Fa%2Fn%2Frandomwalker%2Fphoto20160613.jpg)