新型コロナウイルスの感染者のうち半数近くが症状が出る前の潜伏期に別の人にうつすとの試算を中国広東省・広州医大などのチームが18日までにまとめた。感染の拡大防止のため、症状発症前の感染者への対応にも力を入れる必要があるとチームは指摘している。 チームは同医大病院の約100人の患者が体外に出すウイルス量のデータなどから、排出は発症の2~3日前に始まり、半日前にピークに達すると推定した。 さらに別の患者群で、ウイルスをうつし、うつされたという関係がほぼ分かっている77ペアのデータを分析。1人の発症から次の人が発症するまでの期間を平均5日余りと算出した。