リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko 生前、ブラジルに大きな贈り物をしてくれたサッカーの王様ペレ。彼の死は少なくとも3つのことを明白にした。ブラジルという国がいかに偉大な功績を残した者に対して薄情か、ブラジルの選手たちがいかに傲慢であるか、そしてブラジル人がいかに彼を愛したか――だ。 まず、何より信じられないのは、ブラジルがペレのために、国として何もしなかったことだ。お隣のアルゼンチンでは、ディエゴ・マラドーナの死後、国葬を開いたのに、ブラジルは、ただ3日間、哀悼の意を示したのみだった。 ペレの棺はサントスのスタジアムに24時間安置され、その後、サントスの町を巡り、墓地へと向かった。だがペレは、サントスだけのスターではない。ブラジル中、南米中、そして世界中のサッカーの王様だ。少なく
去年7月、奈良市で演説中の安倍元総理大臣が銃で撃たれて殺害された事件で起訴された山上徹也被告(42)。 山上被告の伯父によりますと、被告は、接見した妹に対して、服役したあとは「大学へ行きたい」などと話したということです。 被告は、母親が旧統一教会、「世界平和統一家庭連合」に入信し多額の献金をしたことなどで、家庭が困窮し大学に進学できなかったといいます。 今月10日まで、鑑定留置が行われた大阪拘置所では、大学に行くための勉強をして過ごし、親族からは英語の資格の教材や英和辞典が差し入れられ、特に英語に力を入れて学んでいたということです。 また、拘置所にはオンラインで差し入れをすることができ、全国から被告宛てに服や菓子などが大量に送られたということです。 差し入れは、拘置所に収容しきれないほどの量で、段ボールに入れたまま伯父の家で保管されています。 中には、「服役後の費用として使ってください」な
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