ベック君予定を棒に振る ある休日の朝、ベック君は手帳に向かって明日の予定を書き込んでいた。 7時 起床、ジョギング 8時 朝食、新聞読む 9時 掃除しつつ洗濯 9時半 家を出て駅前のTSU×AYAへ返却期限がきているDVDを返しに行く 10時 カフェで勉強開始 12時 昼食 13時 区役所に行って印鑑登録 14時 美容室 15時 歯医者 16時 渋谷に移動 17時 ラシタさん主催の勉強会へ参加 19時 懇親会 ベック君:よし、完璧。明日は早く起きるぞ−!! それは唐突に訪れた。 午前4時ベック君は猛烈な吐き気におそわれた。 そこから先の記憶はない。 トイレの住人となって1日の半分をトイレで過ごした。 ベック君:もう駄目かも知れない・・このまま誰にも気づいてもらえずトイレの中で衰弱して最後には・・・ などと、弱気なことを考えるベック君。 薄れ行く意識の中でかすかな声が聞こえてきた マスターノ