前回までに表1の? 7「機能設計書」の基本設計ドキュメントとして、「表紙」「I/O関連図」「画面レイアウト」「帳票レイアウト」について紹介しました。今回からは、詳細設計に関するドキュメントについて順に説明していきます。 "機能"単位での設計書 機能設計書は、機能単位でドキュメントが作成されます。例えば、「プロスペクト登録画面」と「プロスペクト一覧画面」と「プロスペクト一覧表」という3つの機能があれば、3セットの機能設計書を作ることになります。ここで注意して欲しいのは、設計書の記述はあくまでもユーザのイメージする"機能"単位で、プログラミング単位の"プロシージャ"や"クラス"ではないということです。この"機能"という概念について、図1「プロスペクト登録画面」を例に説明しましょう。 図1を見ると、「プロスペクト登録画面」という機能は、画面、イベント、BL(ビジネスロジック)などのオブジェクトか