タグ

ブックマーク / satoshi.blogs.com (11)

  • NTTの株価総額が世界一だった時に、Microsoftに転職した理由

    「6年勤めたNTT退職しました」という記事が、注目を浴びているようですが、この筆者が NTT を辞めた理由が、私が32年前(1986年)に NTT を辞めた理由とあまり変わらないのに、少々驚きました。 私が NTT を辞めた件に関しては、これまで色々なところで話しては来たのですが、まとまって文章にしたことがなかったので、これを機会に書くことにしました。普段ならメルマガ(週刊 Life is beautiful)の読者限定で書くところですが、今回だけは、出来るだけ多くの人に読んで欲しいので、ブログ記事として公開します。 当時、NTTは電電公社から民営化したばかりで、1985年に入社した私は、NTTとしては第1期生でした。大学は、早稲田の理工学部電子通信学科で、修士課程まで行きました(当時は、情報学科はまだ独立しておらず、電子通信学科がソフトウェアとハードウェアの両方をカバーしていました)。

    seikenn
    seikenn 2018/11/27
  • 米マイクロソフト本社で目の当たりにしたビル・ゲイツの決断力

    6月1日発売の『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』には、いくつかマイクロソフト時代のエピソードが書かれていますが、これもその一つです。この「シカゴ対カイロ」の社内抗争はマイクロソフト時代の思い出の中でも、筆頭のものです。 ◇ ◇ ◇ ビル・ゲイツの意思決定は光速 ビル・ゲイツが仕事で重要視していたのは、"光速"と言っても過言ではない迅速な意思決定です。これについては、どのくらい迅速だったかを象徴するエピソードを紹介します。 あれは忘れもしない1995年1月、シアトルの冬らしい小雨の降る昼下がりのことでした。米マイクロソフト社内にはOSの開発に関する派閥争いがありました(OSとはマイクロソフトで言うWindows Vistaだったり、アップルでいうところのOS Xなどのパソコンやスマホを動かすための基ソフトのこと)。"カイロ"というグループと"シカゴ"という

    seikenn
    seikenn 2016/06/08
  • 2013年は Amazon vs. Apple の年になるか

    エンジニアtypeに、私の6回目のコラム「2013年はアップルvsアマゾンの年になる? いよいよ放送産業に革命が起きるかもしれない」が掲載されたので報告する。 メルマガにも書いて来たが、これから最も注目すべきは、iPadAndroid タブレットの戦いなんかではなく、衛星放送も含めたケーブル業界が握る「放送ビジネス」の牙城を AmazonAppleNetflix、Hulu など「ネット配信」組がどんな形で崩していくか。 日の場合は、アンテナを立てて地上波放送を無料で(ただしNHKの受信料は別)視聴している人が大半だが、米国の場合は、ほとんどの家庭が月々50ドルから100ドルの月額受信料を払ってテレビを視聴しており、そこに流れるお金は莫大だ。 しかし、そろそろケーブル業界の抱き合わせ販売に我慢ができなくなっている消費者の数も増えて来たので、何らかのキッカケ(例えば ESPN のス

    seikenn
    seikenn 2012/12/28
  • ブラウザー上で動く iPhone-style トグルスイッチ

    ここのところ「iPhoneアプリUIの大半(ひょっとしたらアプリすべて)をHTML+JavaScript+CSSで作ることはできないか?」に挑戦している私。 そのためにまずは部品作りからとりかかっているのだが、昨日から今日にかけて作ったのは、プログレス・バー、スライダー、トグルスイッチなどの「連続値・不連続値」を表示・入力用UIコントロールをウェブページ上で実現するためのJavaScriptライブラリ。 見た目(Look&Feel)はCSSを使って自由に指定できるように作りつつ、シンプルでありながらいろいろな場面で使い回しがきくライブラリを作りたかったので、何度もリファクタリングを繰り返してしまったが、なんとか形になってきた。 ということで、そのライブラリ(jTouchControl version 0.10)を使ったiPhone風トグルスイッチを公開。一応、Safari (4.0),

  • Google App Engine入門:実践編

    今週に入って、Tiny Message に続く二つ目の Google App Engine ベースのサービスをリリースした。3日ぐらいで試験的に作った Tiny Message とは異なり、今回のものは、丸二ヶ月間寝る間も惜しんで作った力作である。 米国向けのサービスな上に招待制のSNSなので、ここではサービスそのものは公開しないが、いくつかこだわって作った部分があるので、それについて語ってみようかと思う。 1. 対象となるユーザーの絞り込み FacebookやTwitterのような巨人が存在している中で、それにまっこうから対抗するようなソシアル・ネットワーク・サービスを作ったところで無謀なだけである。そこで、逆に対象にするユーザー層を究極にまで絞り込んで、彼らのライススタイルに徹底的にマッチしたサービスを作ることにより差別化をはかる、という戦略を選択。対象は「LAに住む20〜30代の社交

    Google App Engine入門:実践編
    seikenn
    seikenn 2010/03/10
  • Google App Engine上のベスト・プラクティス、その1: Datastore

    Google App Engine上でアプリを作りはじめて約二ヶ月。いろいろと分かって来たこともあるので、自分へのメモも含めてまとめてみる。まずは、Datastoreの話から。 なによりも大切なのはデータベースの設計 あたりまえと言えばあたりまえの話だが、App Engine上でアプリを作る上でもっとも大切なこと(=頭を使うべきところ)は、データベースの設計である。特にリレーショナル・データベース(RDB)上でのアプリ作りに慣れた人には、大きな「発想の転換」が必要なので、ここは注意が必要。 特に絶対にやっては行けないのは、 将来RDB上へ移行できるようにレイヤーを作って、その上にアプリを作る RDB上に作ったアプリをデータモデルを大幅に変更せずにApp Engine上に移植する RDBを前提に設計されたフレームワークをApp Engine上に載せて、その上にアプリを作る など。App En

    seikenn
    seikenn 2010/02/08
  • プロトタイプ:AJAXで改良するフォーム入力

    ここのところ、Google App Engine上でアプリを作っている私だが、iPhoneアプリとかを作り慣れている私としては、単純なHTMLページの組み合わせでUIを作るというのでは面白くない。そこで、サーバーがModel、クライアントがViewとControllerというアーキテクチャととことん追求してサービスを作っているのだが、そのためにはさまざまなUI部品を作らなければならず、そこにやたらと時間がかかっている。 始めた当初は、「今はオープンソースの時代だからUI部品もオープンなものを集めてくれば済む」と軽く思っていたのだが、実際に使おうとすると不必要に複雑だったり、汎用化されすぎていたりしてそのままでは使えないものが大半。結局のところ、そのまま使える品質のJavaScriptライブラリはjQueryのみで、それ以外は、(1)オープンなものを元にシンプルなものを作り直す、(2)スクラ

  • Cloud Computing考:Amazon ec2とGoogle App Engineの違いを私なりにまとめてみた

    Cloud Computing の話が注目されるようになってしばらく経つが、商用での格応用という意味ではまだまだ未熟な市場である。PhotoShareは去年の7月サービス開始時から Amazon の ec2+S3 という組み合わせで運営しており、私から見れば当然の選択だったわけだが、あのタイミングで商用サービスへの採用に踏み切った会社も少なかったのか、何件かインタビューの申し込みが来たりして少し驚いている(参照)。 すぐに陳腐化するハードウェアの資産はできるだけ持ちたくないし、自分でデータセンターにラックを借りるなんてことはコスト的に見合わない。かといって、通常のレンタルサーバーは初期費用がばかにならない(今は少しは改善されているのかも知れないが、去年の段階では「それじゃあハードが自分で買えるじゃん」と言わせるぐらいの初期費用を請求する企業がほとんどであった)。それに加えて、どのくらいの

    seikenn
    seikenn 2009/10/30
    なるほど、これはわかりやすい比較まとめだった。
  • で、実際のところHTML5でどのくらいのアプリが実装できるのか実験してみた

    少し前のエントリーでも触れた事があるが、「このままHTML5が普及してくれればスマートフォン向けのアプリの大半はHTML+CSS+Javascriptだけで作れるんじゃないか」と感じ始めている私である。 もちろん、そうなるには「規格がきちんと統一される」「まともな実装をしたスマートフォンが十分に普及する」「iPhoneの一人勝ちにはならない」などの条件が満たされる必要があるため、必ずしもそうなるとは限らないが、少なくとも「そろそろキチンと勉強しておいて損はない」技術であることは確か。

    で、実際のところHTML5でどのくらいのアプリが実装できるのか実験してみた
    seikenn
    seikenn 2009/09/12
  • 年間ベストセラー発表

    私がこんなエントリーを書くと、追従する人が出てしまうだろうな、と思いつつ発表する、「life is beautiful 書店、2006年度 年間ベストセラー」。なぜこんなことをするかについては、「アマゾン・アフィリエイトの売り上げを一時的にだが数倍にする裏技」参照。 まずは、ベストセラーブックから。 1.文章表現400字からのレッスン 2.イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき 3.発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 4.理科系の作文技術 5.誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 6.フェルマーの最終定理 7.新訳 経営者の条件 8.イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材 9.頭の良くなる「短い、短い」文章術―あなたの文章が「劇的に」変わる! 10.ウェブ進化論 当の大変化はこれから始まる ビジネ

  • 「Why?」と言えない日本

    先日、たまたまティーンエージャー(13~19才)の子供を持つ親のための講習会に出る機会があったのだが、そこで『二つのWhy』という話を聞いた。日語にも若干通じる部分があるので、今日はそれに関する英語うんちく。 その講師は、親はティーンエージャーの「Why」には二種類あるので注意すべき、と主張する。一つは単なる質問の「Why」で、この場合は普通に答えて良い。もう一つが、こどもが自分が何かを拒否したい気持ちを伝えたくて「Why」と言っている場合。この場合に、その気持ちを理解しておきながら、理屈だけで納得させようとすると泥沼にはまってしまう、と指摘するのだ。 良い例が登校拒否のこども。親が「学校に行きなさい」というと「なぜ学校にいかなければいけないの?」と言い返してくる。そこで親としてはつい「ちゃんと学校を卒業しなければ、ちゃんとした会社に就職できないんだよ」などと答えて説得を試みたくなるのだ

  • 1