グルジアからの分離独立を目指す南オセチア(South Ossetia)自治州の州都ツヒンバリ(Tskhinvali)付近で、移動するロシア軍戦車(2008年8月21日撮影)。(c)AFP/KAZBEK BASAEV 【8月22日 AFP】(23日一部修正)ロシアがグルジアの南オセチア(South Ossetia)自治州とアブハジア(Abkhazia)自治共和国の独立を承認する場合、おそらく欧米諸国が今年コソボの独立への動きを支持した事実が重要な論拠となるだろうと専門家は指摘する。 ロシア軍がグルジアの首都トビリシ(Tbilisi)まで30キロに迫っても、欧米諸国はグルジアの主権と領土保全を再三にわたり擁護してきた。しかしロシア政府は、米国やフランスなど欧米諸国と同様に、在外自国民を保護しているのだと主張している。 ロシアの政治指導者はコソボの例を取り上げる。コソボはロシアの同盟国セルビアか