尊敬すべき名うての右派の論客で、法哲学者の旧友S氏を信州に誘って、久しぶりにじっくり議論する機会があった。いくつか意見の一致する点もあったが(たとえば、食品の賞味期限偽造などで、大騒ぎする事もあるまいとか)、もちろん多くの点で意見が食い違うのは当然のこと。 なかでも、「在日外国人の参政権」をめぐって議論する事になり、自分の考えを反省する機会を得た。私は、以前から在日外国人の参政権を認めたほうがいいと考えているのである。この際、1)議論を在日朝鮮人に限る事にしよう。また、2)朝鮮が、我が国と我が国の市民に対して、拉致事件を初めとする敵対的策謀を行ってきたこと。3)朝鮮総連が、「反日活動」の拠点としての役割を果たしてきたこと。これらを所与の事としよう。(朝鮮総連の方には、ご不満があるかもしれないが、今は彼らを説得する事が問題ではないから、こう仮定するのである) 在日朝鮮人に選挙権を認めることは