ストレートエッジの三木です。 小説家を取り巻く状況も、一昔前に比べて相当厳しい時代になってきました。いくつか理由はあるのですが、まず、社会全体として賃上げ気運があり実際に最低賃金がアップされ、インフレによる物価高になっているにもかかわらず、作家の原稿料は上がっていないためです。 自分の記憶では、10年以上あがっておらず、基準単価は昔のままです。 社会全体の消費者物価指数的にはこの10年で120-150%は上がっています。 総務省|報道資料|2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)6月分 (soumu.go.jp) 社会全体の物価は上がっているのに(つまり貨幣の価値は下がっているのに)、原稿料は据え置かれたまま……ということは、原稿料の価値が下がっているということになります。 おおよそ、10年前の7割程度の価値になっているとも考えられます。 光熱費や食糧費、家賃といった生