外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……? 謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜場冴子は自分勝手な捜査を開始する。“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!? 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!! 一見関係のない短編が、最終章に向かって収束していくミステリー。「天才だなぁ……」と感嘆の声を挙げてしまう作品です。読み終えてすぐ、もう一度読みたくなること確実です。 石黒正数氏は「ネムルバカ」も面白いです。こちらも一巻完結