美しき滅びの世界が問いかける、一人称視点の哲学パズル 哲学とパズルは似ている。知識を前提としたクイズとは異なり、どちらも必要なのは論理的思考と真理への欲求だ。では、哲学を問うのが人間の本性ならば、パズルを解くロボットもまた人間ではないか。 いきなり妄想全開で紹介する今回の作品は、まさにロボットが主人公のパズルゲームだ。開発は、コメディタッチのFPS(一人称視点シューティング)、『シリアスサム』で有名なCroteamだが、笑いの要素は一切なく、哲学をテーマとしている。 ゲームの目的は、ブロック状の“印章”を集めること。ステージ奥にある印章は、開閉式の扉や攻撃型ドローンなどに守られている。それらの障害物を、さまざまな道具と知恵を駆使して突破していくのだ。パズルの傾向や雰囲気は、一人称視点パズルの傑作『Portal』から強く影響を受けている。だが本作は、ゆっくり考えながらプレイできるのが特徴だ。
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