ブックマーク / hiko1985.hatenablog.com (3)

  • プロフェッショナル仕事の流儀「 生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」 - 青春ゾンビ

    「私 この人のこと好き 目キラキラ」みたいなのは そこには当はない気がするんですよね バスの帰りで雑談をして バスの車中で「今日は風が強いね」とか 「前のおじさん寝ているね」「うとうとしているね」とか そんな話をしながら 「じゃあね」って帰って行って 家に着いて 一人でテレビでも見ようかなって思ったけどテレビを消して こうやって紙を折りたたんでいるときに 「ああ 私 あの人のこと好きなのかもな」って気が付くのであって 小さい積み重ねで 人間っていうのは描かれるものだから 僕にとっては大きな物語よりも 小さい仕草で描かれている人物をテレビで見るほうが とても刺激的だなって思うんですよ 番組で発されたこの言葉に、坂元裕二の書くテレビドラマの魅力が端的に言いまとめられている。何の意味も、何の価値もないように見えることに、“当のこと”は詰まっている。それを教えてくれるのが坂元作品だ。このドキュ

    プロフェッショナル仕事の流儀「 生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」 - 青春ゾンビ
  • 坂元裕二『最高の離婚Special2014』 - 青春ゾンビ

    蛇足にしかならないのではないか、という不安のあるスペシャル放送をここまで仕上げてくる坂元裕二の仕事ぶり。心酔は更に深まった。『最高の離婚』というのはこんなにも豊かな会話劇に支えられたドラマだったのだな、と改めて痛感する。「サンドネシタ(三度寝した)?メキシコの地名かと思いました」だの「アベンジャーズして」だの「ヤング宮崎駿」だの「チューチュートレイン」だの、小ネタもキレキレで、脚家の今作への想い入れを存分に感じ取りました。 放送の最終話、光生(瑛太)と結夏(尾野真千子)は電車に乗り込み、対岸関係にある座席に腰を下ろした。 これは「永遠にすれ違う事を覚悟しながらも、同じ箱に乗って進む」という美しい選択であったわけだけども、今回のスペシャルにおいてもやはり2人は致命的にすれ違って行く。そして、当然のようにその山場はやはり列車(カシオペア号)にて執り行わるわけだ。その電車の中での会話において

    坂元裕二『最高の離婚Special2014』 - 青春ゾンビ
  • 坂元裕二『最高の離婚』最終話 - 青春ゾンビ

    喜劇と悲劇の狭間を最後の最後まで突き進み、最高のエンディングを見せてくれました。完璧な脚である。面白い名前の店員さんがいた事を報告したい、そんなさりげない事こそが、他人である2人が一緒に生きて行く理由なのかもしれない。そんな真実めいたものを「ビデオ屋の店員イナヅマさん」の1フレーズに込めてしまう。 あの時会わなかったら、今でも他人のままだったの。 どっかの会社の受付ですれ違うそれだけの間だったの。 私が死のうと生きようと、あなたは知らないし、あなたには関係なかった。 いつ居なくなってもおかしくない人と一緒に暮らしてる。 いつ無くなってもおかしくない時間を過ごしてる。 いつお別れがきたっておかしくないのに好きだって事を忘れて生きてる。 そういう、そういう風に生活してる。まあ、短くまとめると・・・・大切な人だと思ってます。 人生の偶然性と有限性への言及も素晴らしい筆致である。しかし、上記のよ

    坂元裕二『最高の離婚』最終話 - 青春ゾンビ
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