総務省は23日深夜、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の結果を公表した。審査対象だった7人全員が信任された。投票率は53・34%(前回50・90%)。 審査では、「辞めさせるべきだ」との意思を示す×印の票が、「信任」を意味する無印の票より多ければ罷免(ひめん)される。今回、×印が最も多かったのは小池裕裁判官の468万8017票で×印の割合は8・56%。過去に辞めさせられた裁判官はおらず、これまで最も割合が高かったのは1972年に審査を受けた下田武三氏の15・17%だった。(岡本玄)