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2015年8月12日のブックマーク (5件)

  • 井の中の鯰

    うちの庭には井戸がある。 飲水には使えなくって、庭の散水に利用している。 そこに1匹の鯰がいる。 まだ中学生だったころ近所の池へ夜釣りに行った時に釣れたものだ。 家に連れ帰るも、飼う水槽はなく、仕方なく井戸に鯰を入れておいた。 あれから10年経つがまだ鯰は井戸のそこでじっとしている。 ときどき、もしかしたら死んでいるかもしれない、と思い小石を投げ入れると、 さっと小石をよける。 その鯰が昨日、気が狂ったかのように井戸の底をぐるぐる回り出した。 母が、もっと速く回らそうとして石を投げ入れた。 父がそれを見てヒヒヒと笑っていた。

    井の中の鯰
  • 永遠のライバル

    身バレ覚悟で書く。ちょっとフィクションも入れるけど。 私には永遠のライバル、A子がいる。 高校の頃は、ずっと仲良しだった。どの授業も同じクラス。二人ともバスケ部に入って、部活も一緒。 でも何もかも、敵わなかった。 私は毎日5時間ぐらい勉強して、A子は一夜漬け。 部活も私は毎回出席して死ぬ気で練習して、A子はサボってばかり。 でも勉強もA子の方が出来て、部活もA子の方がうまくなった。 大学は、偶然にも同じ大学に進学した。 専攻は違ったけど、同じ授業も多かった。 そのときも同じ。 勉強は、A子は一夜漬け、私はテスト2週間前から猛勉強。でもA子の方が成績が高かった。 センター試験も、塾に通い猛勉強した私よりも、一夜漬けのA子の方が上だった。 部活も、同じところに入って、二人ともめげた。 私は途中で退部したけど、A子は忙しいから休部、という形でフェードアウトして、在籍だけはしていることになっていた

    永遠のライバル
    sekreto
    sekreto 2015/08/12
    次は子どもの世代で競い合って下さい。
  • 死して首相は愚痴を残す(谷川俊太郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    昨日まで私は日国の首相でしたが、今日はもう首相ではありません。と言っても辞任したわけではなくて、暗殺されたんです。で、今日は首相ではなく死人として、もとい詩人として、じゃなかった私人として一言申し上げます。 日清、日露、日支のあと、真珠湾奇襲で始まった戦争に負けてから70年ですか、生きてたら私はこの世に生まれて83年、戦後70年と生後83年、どっちの年月が大事かと言えば、これはもう言うまでもなく自分の生後83年のほうが大事。 で、83年生きた経験で言えば、いくら反対しても戦争はなくせない。首相在任中は私もいろいろきわどい手をうちましたが、あれは戦争したいがための手ではないつもり。新聞テレビや人には言えない内緒事がいっぱいあるんですよ、複雑な意見、いや利害の網の目に捕らえられて四苦八苦。 とは言え首相なんてやってると、つきあう相手がほとんどハイソの人たちです。どうしてもそっちに引っ張られる

    死して首相は愚痴を残す(谷川俊太郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
  • ずっと使い続けたい古道具や生活雑貨に出会える、三鷹「小古道具屋 四歩」 | ことりっぷ

    東京・三鷹にある「小古道具屋 四歩(しっぽ)」には、和を感じる古道具や、使い続けると愛着の湧いてきそうな日用雑貨がそろっています。カフェも併設しているので、コーヒーを味わいながら、ゆっくりお気に入りのアイテムを探すことができます。

    ずっと使い続けたい古道具や生活雑貨に出会える、三鷹「小古道具屋 四歩」 | ことりっぷ
  • 自分で自分専用のイスを作ろうと思う

    自分でイスを作ろうと思う。 世の中の人の大半は、イス職人の作ったイスに座って生活している。 私も今まで他人の作ったイスに座ってばかりいる。 他人の用意したイスはどうも座りづらい。 一見、良さようなイスも座ってみると気持ち悪くなるものばかりだ。 座り心地が悪過ぎて、軽度のパニック障害にもなった。 周りは「オマエがイスに適応してないだけだ」と言う。 周りはそのイスを使いこなしているのに対し、自分はずっと座り心地を気にしている。 イスに、自分を合わせるなんてとてもできない。 無いなら作ればいいのだ。 自分専用の自分にぴったり合うイスを。 今までイスの模型すら作ったことがないので、茨の道であろう。 世の大半がやらないのだ。困難に決まっている。 途中で全てを投げ出す可能性のほうが高い。 できたとしても、最初にできるのは、他の椅子に座った方が良いような生ごみのようなイスだろう。 しかし、他人の作ったイ

    自分で自分専用のイスを作ろうと思う
    sekreto
    sekreto 2015/08/12
    人間椅子