自律神経のバランスがくずれると便通が乱れる おなかの調子は、精神的な不安や緊張からくるストレスによって自律神経のバランスがくずれることで、悪くなります。自律神経には、興奮した状態で優位になる交感神経と、リラックスした状態で優位になる副交感神経があります。交感神経が興奮した状態では、腹痛、便秘や下痢、そして、それらを繰り返すといった便通異常が起きます。 こうした症状というのは、特に、朝や食後にあらわれることが多くあります。便秘と下痢を繰り返して起こすタイプの人は、腹痛をともなうひどい下痢をしたり、腸のけいれんによって腸内で便が停滞し、硬くなって便秘になったりします。この場合の便は、まるでウサギのフンのようにコロコロしています。 トイレに行く時間がとれないことがきっかけとなって、便秘になる人もけっこういます。朝忙しかったり、職場ではトイレに行きにくくガマンしていたり、ということから便秘になって