フランスを代表する老舗メゾン、エルメスのアトリエで働く職人たちにスポットを当てたドキュメンタリー『ハート&クラフト』が公開される。多種多様なバックグラウンドをもつ彼・彼女たちに共通するのは、“エルメスの職人”であることの誇りと喜びだ。 東京・銀座のメゾンエルメス10階にある小さな映画館「ル・ステュディオ」をご存じだろうか? 都会の喧騒から一気に幻想的な空間へと誘ってくれるこのプライベートシネマで、エルメスが今年製作したドキュメンタリー『ハート&クラフト(Hearts & Crafts)』が上映される。 1837年にパリの馬具工房として誕生して以来、フランスを代表する老舗メゾンとして世界中の人々に愛されているエルメスのアトリエで製品を作る、普段は表舞台に現れることのない職人たちにスポットを当てた作品だ。 監督のフレデリック・ラフォンとイザベル・デュピュイ=シャヴァナが、パリ、アルデンヌ地