【今週の1枚】レトロなブラウン管テレビを思わせる曲面を描く「INFOBAR 2」のディスプレー。デザイナーの深沢直人さんが考える「共有感覚」が刺激される ケータイ業界で、この冬にリリースされる大型新人と言えば「INFOBAR 2」である。名前からも分かるように、「au design project」の皮切りとして2003年10月に発売され、一世を風靡した人気機種「INFOBAR」の後継機だ。 INFOBARがなぜ人気を集めたかと言えば、端末のデザインを語る前に、ストレート型であった点から始まっていると思う。 端末がヒンジで稼働したり、スライドしたりしない。ディスプレーやボタンがすべて表面に集められている。端末のダイアルキーの裏でグリップして使うと、ディスプレーの部分がすらっとまっすぐ手の中から伸びる。そんなストレート型端末を使っている姿も、とても端正に見えるのだ。 そうしたINFOBARシ