昨年の6月頃から動きがあったDublin Coreのモデルを再定義するという話の結果、新DCMI抽象モデル案、DCMI名前空間ポリシー改訂案、そしてDCプロパティの定義域、値域案が公開され、3月5日までが公開コメント期間となっている。注目の定義域、値域は、基本15要素には採用せず、その代わりこれらと同じプロパティをdcterms:空間にも定義して、こちらに定義域、値域を持たせるという案だ。 プロパティに定義域、値域を持たせれば、主語、述語のクラスを推論できることに加え、プロパティの使い方に関する約束を示すことにもなる。アプリケーションは、dc:creatorの目的語がリテラルなのかリソースノードなのかについて余計な検証をすることなく、安心して処理できるようになるわけだ。仕様案の言葉でいえば次のようになる。 In practice, this means that the domain in