板橋で創業して54年になる印刷会社・恒信印刷(板橋区板橋)が、倉庫や工場の場所を占拠している在庫紙の処分に困りSNSで引き取り先を求めて呼び掛けたところ、反響を呼んでいる。 「ご自由にお持ちください」と置かれた在庫紙の山は全体のほんの一部 社長の吉田和彦さんは「印刷に使って余った紙を少しずつ取っておいたら、10トン以上の量になってしまった。気が付いたら、倉庫や工場の場所をかなり占拠していて、ついには有料の倉庫を借りるまでに。このままでは作業もやりづらくコストもかかるため、欲しい人にお譲りしようと思い立った」と話す。 これまでにも近隣の保育園などに工作用として譲ったことがあり、喜んでもらった経験が今回の呼び掛けにつながった。「紙が余って困っていることを知人に話したら、幼稚園や保育園で工作に使ってもらうのはどうかと紹介してもらって。実際に子どもたちが喜んで使ってくれたというのを聞いてうれしかっ