「自分の仕事が好き」。心からそう言い切れる人は、どれくらいいるのだろうか? 単に賃金を得るための手段ではなく、人生を賭するライフワークとして仕事に打ち込む。結果、一般的な幸せやレールから外れることになっても、おかまいなしに没頭し続ける。そんな、少しはみ出した「クレイジーワーカー」の仕事、人生に迫る連載企画。今回お話を伺ったのは、「悪の秘密結社」創業者の笹井浩生さんだ。 悪の秘密結社は「怪人」に特化した総合イベント会社。全国のヒーローショーに怪人を送り込み、ステージを沸かせる悪役のプロフェッショナルである。2016年の設立から着実に知名度と売り上げを伸ばし、「上場して世界征服」という野望に向けて突き進んでいる。 ヒーローショーオタクだったという笹井さんは、なぜ悪の道へと足を踏み入れたのか? その歩みや、ショーを支える裏方としての哲学を伺った。 今回は広報担当のシャベリーマンとしてテレビ会議で