良い本に出合えてうれしいので、報告。枕詞「入門」「やさしい」が付く本はハナから使えねェと思っていたが、「はじめてのプロジェクトマネジメント」は優れた一冊。ただし、下手な小説仕立ての小話がなければもっと良し。 PMの入門書をイチから書くと、どうしても底本(PMBOK)のダイジェストになる。ところが、これは「実用企業小説 プロジェクト・マネジメント」のエッセンス本なので、より実践的なツールが紹介されている。二番煎じという声もあるが、これだけのノウハウが880円なのはコストパフォーマンスが非常に良い。 また、このテの本にありがちなのが、エラそうに一席ぶっている筆者の経験の「狭さ」「浅さ」を垣間見て思わず微苦笑を招くこと。しかし、この著者は本物の(残虐非道プロジェクトを潜り抜けかつ生き残った)人だなぁ、と気の毒に思った。なぜなら彼のいうプロジェクト成功要素の一つに、「犠牲者を一人も出さないプロジェ
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