「AI(人工知能)」という言葉はすっかり一般化した。しかし、「AIとは何か」と聞かれたとき、あなたは自信を持って説明できるだろうか。 2016年8月には、IBMのAIである『ワトソン』が、導入先の東京医科学研究所において、特殊な白血病患者の病名を10分で見抜き、その命を救ったことが話題になった。この『ワトソン』は、がんについての2000万件以上の論文を学習していたという。 このニュースからも「AIがすごい」ことはよくわかる。しかし、実際のところ、医療分野以外にも、AIはわれわれの生活に影響を及ぼすのだろうか。 AIが社会に果たす役割について、国内有数のAI研究者であり、リクルート人工知能研究所推進室室長の石山洸さんにお話を伺った。 「これはAIか否か」は議論として時代遅れに ――石山さん、早速ですが。 はい。 ――AIがよくわからないので、わかるように説明してもらえますか? ストレートです
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