小沢一郎・元民主党代表の政治資金管理団体が購入した土地をめぐる政治資金規正法違反事件で、裁判所が確たる証拠に基づかないまま、小沢氏の3人の秘書に有罪判決を下したことに抗議するデモが9日、都内で行われた。 東京地裁(登石郁朗裁判長)が先月26日、元秘書の石川智裕議員らに下した有罪判決をめぐっては、有識者や市民の間でも批判が噴出している。 そもそも検察の起訴罪状は、収支報告書への記入漏れによる政治資金規正法違反であったのにも関わらず、裁判所はカネの性質にまで踏み込んで収賄で有罪であるかのような判決を下したのである。それも裁判官の推認によるものだ。 新聞・テレビは、ほぼ横並びにこの判決を礼賛した。20年間にわたり続けてきた小沢叩きが実ったと言わんばかりに。事実、ここまで小沢氏を追い込んだのはマスコミと検察だった。 秩父からデモに参加した男性(50代・自営業)は憤慨しながら語った。「マスコミと検察