ついに日馬富士が引退してしまった。こうなりそうな予感はしていたが、いざこうなってみると、本当に残念だ。1人の相撲ファンとして、日馬富士の引退会見には思わず涙がこぼれた。 伊勢ヶ濱親方(旭富士)の涙にも、同じだ。日馬富士の兄弟子の安美錦が、今場所、敢闘賞を受けて大泣きしたときは思わずもらい泣きしてしまったが、今回もそうなってしまった。 これで伊勢ヶ濱部屋は横綱がいなくなり、照ノ富士、宝富士が2枚看板になったが、彼らは日馬富士の穴をどう埋めていくのだろうか? 今日までの報道で、この問題の本質がわかっている人間は、みな寡黙だった。わかっていない若い記者、レポーター、コメンテーターにかぎって、いろいろな意見を述べてきた。そしてみな、今回の暴行事件(日馬富士の指導)がなぜ起こったのか、そして貴乃花親方がなぜ頑なに事情聴取を拒むのかについて疑問を呈してきた。 しかし、ことは単純だ。これに対しての私の見