ノーベル物理学賞の受賞が決まった米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎(しゅくろう)氏は5日、東部ニュージャージー州プリンストンの自宅で記者団の取材に応じ、「気候変動という研究テーマで受賞したのは(異例で)全くの驚きだ」と語った。 選ばれた理由について、「分からないが、(数値)モデルを使って気候研究を始めたのが私なので、それに対して賞が出たのだと思う」と推測。60年以上続けてきた研究について、「楽しくて仕方がなかった。困難はあったかもしれないが、非常に面白い人生だと思う」と振り返った。 大雨や干魃(かんばつ)など自然災害が世界的に相次ぐ中、「研究を始めたときはこうなるとは予想していなかったが、現に気候の変化が起きているのはご承知のとおり。未来について一口で言えば、干魃や大雨の頻度、海氷の減少といった傾向がどんどん強くなる」と懸念を示した。 若い研究者に向けて「研究費をとるために実用的な問題を
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