熱々のご飯に、熱々のルウ……。夕方になると住宅街からはあちこちで漂ってくるカレーの香り。冬はシチューもいいけれど、やっぱりカレーだって捨てがたい。しかし、そんな年中無休昼夜問わず人気のカレーに、今、小さな革命が起こっているとのウワサが……。 事の発端は、若い年代層や女子からも絶大な人気を誇る歌人のほむほむこと穂村弘さんのエッセイ「君がいない夜のごはん」。この著書のなかにある“どっちかカレー”が今、じわじわきているらしい……。 「どっちかカレー?なにそれ?」と思った方に簡単に説明を。“どっちかカレー”とは、ご飯かルウのどちらかを冷めた状態のまま食べること。たとえば、解凍したばかりの冷たいご飯に熱々のルウ。もしくは、炊きたてのご飯に、加熱していない状態の冷めたカレー。 「え?!なにそれ、やっぱりカレーは熱々でしょ?」と思う概念を覆すほどのウマさなんだとか。“どっちかカレー”の生みの親、穂村弘さ