びっくりしたな、このうまさには。 「びんちょうとも違うよね。もっと後味がいいというか、脂が甘いんだね」 とたかさんが話している。こちらはぼんやりと聞いているのだが、「サワラってこんなにうまいんだっけ」と思い返して、帰宅して過去のデータを調べてみた。 するとどうだろう、毎年2月、3月と大振りのサワラを買っていて、同様な感想をメモ書きしているのだ。 さて、とろっとして、甘味がある。そしてすし飯と合わさりながら、また脂が溶けだしてきた甘い(旨い)。これをどうしてたかさんが初めて握るんだろう。 「どうしてだろうね。足が速いからだろうね。それに昔はこんないいサワラが手頃な値段では手に入らなかったもの」 どうも関東ではサワラは高いだけの魚であって、なかなかその真味が理解されていないようだ。
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