農林水産省は8日、政府の外食需要の喚起策「Go Toイート」のポイント付与事業について、1000円未満の夕食などをポイント付与の対象から外すようオンライン予約サイトの運営事業者や飲食店に要請した。居酒屋チェーン「鳥貴族」で、安い料理を注文してポイントを稼ぐ手法が“錬金術”とSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で話題になったため。1日に始まったイート事業は、開始1週間で見直しを迫られた。 ポイント付与事業は、「食べログ」や「ぐるなび」など15のオンライン予約サイトを通じて飲食店を利用した客に対し、料理の代金に関わらず1人あたり昼食で500円、夕食(午後3時以降)で1000円分のポイントを一律に付与する。獲得したポイントは、次回以降の飲食で支払いに利用できる。